テレアポのトークスクリプトの作り方|分岐型の例つきで5ステップ解説
テレアポのトークスクリプトを、一本道の台本ではなく「相手の反応で分かれる分岐型」で作る方法を5ステップで解説。冒頭の名乗り、用件の伝え方、よくある反応ごとの分岐、アポの取り方まで、そのまま使える例つきでまとめました。
テレアポの成果は、トークスクリプトの出来で大きく変わります。ところが、よくある失敗が「最初から最後まで一本道の台本」を作ってしまうことです。
電話の相手は、台本どおりには反応してくれません。「今忙しい」「資料だけ送って」「他社を使っている」——反応が台本から外れた瞬間に、会話が止まってしまいます。
この記事では、相手の反応ごとに分かれる「分岐型」のスクリプトの作り方を、5つのステップで解説します。
分岐型スクリプトの全体像
分岐型のスクリプトは、次の4つのブロックでできています。
| ブロック | 役割 | 目安の長さ |
|---|---|---|
| 1. 冒頭 | 会社名・氏名・用件を伝える | 15秒以内 |
| 2. きっかけの質問 | 相手の状況を聞く | 1〜2問 |
| 3. 分岐 | 反応ごとに話を変える | 反応の数だけ |
| 4. クロージング | 次の約束を決める | 日程を2択で |
一本道の台本との違いは、3の「分岐」を最初から用意しておくことです。
ステップ1:ゴールを決める
最初に「この電話で何を決めれば成功か」を決めます。
- 商談の日程を決める
- 担当者の名前と連絡先を聞く
- 資料を送り、後日もう一度連絡する許可をもらう
ゴールがあいまいだと、話が長くなり、相手の時間を奪ってしまいます。ゴールは1つに絞るのが基本です。
ステップ2:冒頭の15秒を作る
冒頭では、会社名・氏名・用件を最初にはっきり伝えます。個人向けの電話勧誘では特定商取引法で義務づけられているルールで、法人向けのテレアポでも守るべき基本のマナーです。
「お忙しいところ失礼いたします。株式会社◯◯の△△と申します。本日は、□□のご担当者様に、◯◯についてご案内したくお電話しました。」
用件を隠して話を始めると、相手は警戒して、その後の話を聞いてくれません。正直に、短くが一番の近道です。
ステップ3:きっかけの質問を1〜2問用意する
いきなり商品の説明を始めるより、相手の状況を聞く質問から入ると、会話になりやすくなります。
「現在、◯◯はどのように管理されていますか?」 「◯◯で、手間がかかっていると感じる部分はありますか?」
答えやすい質問を1〜2問だけ用意します。尋問のように質問を重ねると、相手は疲れてしまいます。
ステップ4:よくある反応ごとに分岐を作る
ここが分岐型スクリプトの中心です。実際によくある反応を書き出し、それぞれの返し方を決めておきます。
| 相手の反応 | 返し方の方針 |
|---|---|
| 「今、忙しい」 | 用件を一言で伝え、かけ直してよい時間を聞く |
| 「資料だけ送って」 | 送り先を聞き、目を通していただく時期を確認する |
| 「他社を使っている」 | 今の仕組みで困っていることがないかを聞く |
| 「興味ない」 | 理由を一言だけ伺い、お礼を言って終える |
| 「詳しく聞きたい」 | 要点を2〜3点で伝え、商談の日程を提案する |
大切なのは、「興味ない」と言われたら、無理に食い下がらないことです。理由を一言伺ってお礼を言い、その相手には再度電話しません。しつこい電話は、会社の評判を下げるだけです。
それぞれの返し方は、次の記事でくわしく紹介しています。→ テレアポの切り返しトーク例|よくある断り文句への返し方
ステップ5:クロージングは「2択」で
話を聞いてもらえたら、次の約束を決めます。「いつがよろしいですか?」と聞くより、日程を2つ提案するほうが決まりやすくなります。
「では一度、15分ほどオンラインでご説明させてください。来週の火曜日の午後か、木曜日の午前でしたら、どちらがご都合よろしいでしょうか?」
スクリプトは「かけながら直す」
スクリプトは、最初から完璧である必要はありません。むしろ、実際にかけてみて、反応を見ながら直していくほうが早く良くなります。
- どの反応が多いか(分岐の追加が必要か)
- どこで電話を切られることが多いか
- アポになった会話では、何を話していたか
これらを結果レポートで振り返り、週に1回スクリプトを見直すのがおすすめです。
まとめ
- テレアポのスクリプトは、一本道ではなく「分岐型」で作る
- 冒頭で会社名・氏名・用件をはっきり伝える
- よくある反応ごとに返し方を決めておく。「興味ない」には無理に食い下がらない
- クロージングは日程を2択で提案する
- スクリプトは、かけながら週1回のペースで直す
「すぐかける」では、お客様のスクリプトをもとに、固定チームが相手の反応に合わせて分岐しながら会話を進めます。分岐型スクリプトの作成もオプションで承ります。100コール¥30,000(税別)から、実際の反応を確かめてみてください。